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2020年まとめ

この記事は実は2021年1月5日に書いている。が、2020年12月31日として公開する。だってそっちのほうがそれっぽいじゃん。 2020年は新型コロナウィルス感染症、通称コロナが流行った年だった。1月末頃は中国で新しいウィルスが流行っているんだってー。こわいねー。ぐらいのノリだったのが、3月末にはもう世界中で大騒ぎになっていて、怒濤の速さで物事がすすんだように思う。 トイレットペーパーが品切れになりつつあるらしいという話を Twitter で見て、そっかーと思っていたらすでに自分の周りでも品切れになっていて買えなかったり [1]、わずか数日で株価が急落して含み損がすごいことになったと思ったら、その後年末に向けて値を戻すどころか、コロナ以前の水準まで上がってびっくりしたりした[2]。あと、原油の先物価格がマイナスになったのは面白かった。記念スクショを撮った。しかし、1年間コロナが収束する気配はなく、実体経済もボロボロになっているはずなのに、金融緩和のせいか株価だけが上がり続けるのは健全でないような気がして怖い。経済ガチ勢ではないので本当に健全でないのかは分からないのだが、直感的に。 労働環境でも大きな変化があった。基本的に仕事は在宅勤務が推奨(時期によっては強制)されるようになった。元々 VPN 環境が整備されていて Zoom も導入されているにもかかわらず、在宅勤務は特段の事情がないと認められなかった[3]会社だったが、ほとんどの人が在宅で仕事をするようになった。僕は朝が苦手な上に、通勤が1時間半ほどかかるようなところに住んでいるので、

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ghost

Ghost を v0.1 系から v3 系に移行した。あるいは CWM (CJK Writes Matter) について。

‌ このブログは Ghost というブログシステムによって稼働しているが、遙か昔、正式リリース前の v0.1 系 の時に入れたままで、シンプルなブログシステムとしては良く動いていたのもあってずっとアップデートをサボっていた。 しかし、リンクのついた画像を配置した場合に AMP 用のページで画像が表示されない問題に気づき、これは実はテンプレートの問題だったかもしれないのだが、この機会に最新版までアップデートしてみることにした。すんなり行ったのでやり方を記録しておく。 なお、基本的には公式の方法に従っている。まず v0.1 系から v1 系に移行し、それから v3 系に移行した。 なお、CJK Writes Matter という煽りに釣られて来た読者は感想の項を読めば良いかもしれない。 前提 現在、Ghost が /app/ghost/ にインストールされているものとし、移行後も同じディレクトリで動かすものとする。APIの変更により、テーマも移行するためには手動でテーマのファイルを修正する必要があるが、今回はテーマの移行は諦めることにする。

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「京」コンピューターの CPU が届いた。
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「京」コンピューターの CPU が届いた。

理化学研究所が「Society 5.0に向けた高性能計算科学研究支援及び研究者育成支援に関する寄附金」という寄付を募っている。これに 50,000 円以上の寄付をすると、特典として「京」コンピュータで使用されていたCPUを活用したグッズがもらえるとのことだったので、昨年 (2019年) の6月頃に寄付をしていた。 「京」は2019年は8月に運用を終了し、先日、後継機である富岳が TOP500 で1位になり、そして7月2日に CPU が届いた。 メルカリで適当に買ったジャンク CPU よろしく(失礼)プチプチにでも包まれて封筒で適当に届くかと思っていたのだが、段ボールの外箱の中には黒のかっこいい化粧箱が入っていて驚いた。

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deep learning

俺のニューラルネットワークは学習能力の低い俺に似てちゃんと学習しないし、気分転換にTensorflowにプルリク投げたらマージされた。

世間ではディープラーニングはアツいようで、ディープラーニングさえできれば基本的人権が確保されるどころか人体の代謝を高め、疲労感が改善し、生活習慣病の予防やダイエットにも役立ち[1]、キュウリの仕分けもできる[2]という。 ということで僕も最近はTensorflowを使ってディープラーニングのラーニングをしているのだけど、久しぶりに計算機関連の学習においてつらさを感じている。 確かにサンプルに入ってるmnistとか回すのは当然うまく行くのだけど、自分の抱えている問題に適用しようと思ってデータセットを変えてみたり、他のネットワークを試してみようと思って実装を変えてみたりすると、とたんに上手くいかなくなる。 デバッグしようにも結果が出るまで時間がかかるし、ハイパーパラメータの設定がおかしいのかコーディングにミスがあるのか分からなくてつらい。なのだけど、近くの席のディープラーニングガチ勢に聞いたら、「TensorflowじゃなくてCaffeで書いて同じデータ入れてみましたけど普通に分類できてますよ?あれ、なんか精度めっちゃいいんだけどwww」って言われるし、また別のディープラーニング職人にコード見てもらったら「ここの(パラメータの)数字、これはさすがに大きすぎっすね。」って指摘された。「デバッグつらいですよね、なんで分かるんですか。」と聞いたら「経験による...。」との渋い返事をいただいた。 つらい時間を過ごしている間に、この感覚は何かで味わったそれと似ていることに気づいた。そうだ、Blenderで描かれた3DCGを見て、すげぇ、このソフトを使えば俺にもこんな3DCGが作れるんだ...。と思ってチュートリアルをひたすらやってみたけど、「2Dでも絵が描けないのに3Dモデリングできるわけないじゃん...。」と気づいたときや、それならば2Dだと思い、saiで描かれた絵を見て、

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何が「おつかれさまです / よろしくお願いします」じゃ、「前略 / 草々」を使え。あるいはグローバルなビジネスを加速する方法。

日本語の手紙においては、「拝啓」からはじまり、時候の挨拶に続いて内容を述べ、「敬具」で終わる、冗長かつ美しい形式がある。Eメールにおいてはこれらの表現は一般的には省略されることが多く、また省略することがマナーとされることもある[1][2]。 おそらく、通信にかかるコストが高かった時代に由来するものだと思うし、インターネットが一般化し、安くなった現在においては日々大量のメールが届くようになってしまったため、簡潔なものが好まれるのは当然だろう。時代に伴いマナーや言葉は変化するものだろう。 しかし我々は失敗した。ビジネスメールの通例として「おつかれさまです」「よろしくお願いします」という中途半端な形式を生んでしまった。確かに時候の挨拶は消えた。しかし「おつかれさまです」「よろしくお願いします」は、もともとの「拝啓」「敬具」よりも長くなってしまったではないか。 何よりも大きな問題は、「おつかれさまです」「よろしくお願いします」の部分は定型句のようでありつつも、微妙にそうではなく、悩みやすいことだ。社会人の皆さまにおいては大体想像がつくと思うし、もしそうでなくても、前者については「メール おつかれさまです」の検索結果を眺めるとなんとなく想像がつくと思う。後者も、

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