VAAPIとDockerでDebianでもQSVを使ったh.264エンコードを行う

Debian上でChinachuを使った録画サーバを運用しているが(構築する記事は以前書いた)、これまでエンコードは普通にCPUでやっていて、そこそこ時間がかかっていた。 最近のIntel CPUに搭載されているハードウェアエンコーダであるところのQuick Sync Video (QSV) を使うとかなり速くなるというのは知っていたものの、Linux上ではIntel Media Server Studio (MSS) の導入が必要だと思いこんでいた。これが曲者で、CentOSじゃないとダメだったりカーネルにパッチ当てないといけなかったりでつらそうだしで、ホストはできるだけきれいに保ちたかったので諦めていた。VM作って行おうにも、CPUがVT-dに対応していることが必要で、Haswell世代のCore i3を使っているのでダメだった。 ところが、最近Video Acceleration »

MastodonのPostgreSQLをpg_rmanを使ってバックアップする

2017-04-25 23:26 typo修正 しばらくブログを更新していなかったが、最近は「ぼくもあの日、有給を取ってインスタンスを立ててさえいれば今頃年収3億ぐらいでドワンゴに雇われていたのでは...。」と思う日々を過ごしている。 とはいえ、インスタンス運用しつつ運用ネタでも書けば、まだ年収1億ぐらいでなら雇われるチャンスがあると思うので、運用ネタでも書くことにする。バックアップだ。 ユーザが20人程度いる弱小インスタンスを回しているが、つまりデータを飛ばすと20人から怒られてしまう。小心者なのであまり怒られたくはない。ということでPostgresのバックアップを構成することにした。 本記事では、Dockerで運用しているMastodonのDBを、Dockerの恩恵を受けつつ比較的楽にバックアップする方法について言及する。内容自体はMastodonに限らず、Postgresを利用するシステム全般で参考になるだろう。 pg_rman 色々調べてみると、 »

ownCloudをDockerで導入した

概要 本記事では、Dropboxのようなオンラインストレージをオンプレミスで構築することができるソフトウェアであるownCloudを導入する方法を説明する。今回は、公式で配布されているDockerイメージを使って導入するため、比較的手軽に導入できる。ただし、読者はDockerに関する最低限の知識を必要とするだろう。加えて記事中では、イメージに変更を加えownCloudが動作するユーザとグループを変更する方法についても述べる。これは、ある事情から、特定のユーザからしか読めない既存のディレクトリをownCloudに管理させる必要があったために行った。 背景と環境 自宅でサーバを動かしNASを運用しているが、それならばownCloudを入れると色々捗るという話を同僚から聞いたということが発端となり、導入してみた。ownCloudは、Dropboxのようなオンラインストレージをオンプレミスで構築するためのオープンソースのソフトウェアだ。すなわち自分が管理するNASに導入すれば、搭載されているHDD/SSDの範囲内で無限オンラインストレージが実現できる。 個人的には無限オンラインストレージがほしいということよりも、NAS上のファイルにWebブラウザからアクセスできるようになることが嬉しい。これまで何度かその必要に迫られることがあり、そのたびscpするのはめんどくさいなーと思っていたところだった。 »