Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S を買った。

2020年1月7日追記: 修正ファームウェアの公開予定日について追記した。

HHKB

表題の通り、Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S を買った。

Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S
Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S

Happy Hacking Keyboard (HHKB) は、高級キーボードの一つで、その打鍵感や無駄を省いたキー配置、そしてそのコンパクトさが人気のキーボードだ。2006年に発売された HHKB Professional 2 をずっと使ってきていたが、この度、新しいシリーズが発売されたので購入した。

今回発売されたシリーズでは、USB Type-C 接続になったことが特徴で、以下の3モデルが発売されている。

  • HHKB Professional Classic: 下位モデル。 USB Type-C 接続のみ。
  • HHKB Professional Hybrid: 中位モデル。USB Type-C 接続に加え、Bluetooth 接続ができる。キー割り当ての変更ができる。日本語配列モデルがある。
  • HHKB Professional Hybrid Type-S: 上位モデル。機能は Hybrid と同じだが、静粛性・高速打鍵性能に優れている。日本語配列モデルがある。

全機種、USキーボードと日本語キーボードが用意されている。色も白と黒があり、Hybrid と Hybrid Type-S に関しては日本語モデルも用意されている。僕は Hybrid Type-S を購入した。おそらく Hybrid のほうが、現在使っている Professional 2 の打ちごたえがある打鍵感に近いはずで、静粛性が高いモデルとなると打ちごたえがなくなって寂しいのではないかと少し不安だったが、思い切って Type-S にしてみたのだ。(なお、Hybrid Type-S は、Professional Type-S(Professional 2 の静音版)の打ち心地に近いはずだが、このモデルを試したことはなかった。)

感想

Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S
Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S

さて感想だが、後述する同時押しの問題以外はとても満足している。打鍵音は実際に静かであるものの、不安だった打ち心地は問題なく、適度な打ちごたえがありつつも、流れるように指が進んでとても気持ちいい。無限に長文を打ちたくなってしまう。この記事は HHKB Professional Hybrid Type-S を使うために書いたと言っても良い。

また、Bluetooth の接続性も良い。同時に複数のデバイスとペアリングしておき、Ctrl + Fn + 1~5 でどのデバイスで使うかを簡単に変更できるので、複数のデバイスとペアリングしたときでも、それぞれのデバイスが取り合って、本当に使いたいデバイスにうまくつながらないということが起こらなさそうで良い。また、文字入力時にとどまらず、ゲームをしていても気にならないレベルに遅延も小さく大変良い。

キーカスタマイズ機能も便利だ。専用のソフトウェアを使い、Fn キーを押していない時と押しているとき、両方のバインドについて、ほぼ全てのキー1をカスタマイズすることができる。試しに Fn 時のバインドを以下のように変えてみた。右手でFnを押した状態で、カーソル移動と削除を左手で vi 23 のように行うことができる。また、いつも Print Screen キーがどこにあるか分からなくなっていたので、分かりやすい位置にした。なお、キーカスタマイズを行う際は有線での接続が必要だ。

変更したキーバインド
変更したキーバインド

有線が USB Type-C 接続なのも、早く全てのUSBが Type-C になってくれと思っている僕としては歓迎したい。ただ、USB ハブ機能が無くなっている点は残念に思う人もいるかもしれない。

同時押しの不具合

ただし、現在のところ同時押しに関して不具合がある。特定のキー操作をすると、キーの押し込み状態が意図せず解除される(Key Upが発生する)ものだ。具体的には、以下の挙動だを確認している。

  1. 任意の文字キー(仮にWとする)を押し込み、押したままにする。(以降、4. まで押したままにする。)
  2. Q キー、または Ctrl キーを押して離す。
  3. 続けて、別の任意の文字キー(Qでもよい)を押して離す。
  4. 押し続けているはずのWキーの押しこみ状態が解除されている(KeyUpが発生する)。
  5. 1.で複数の文字キーを押し込んでいた場合、2. と 3. を繰り返すたびに1つずつキーの押し込みが解除されていく。

12月17日(火)にサポートに問い合わせたところ、18日(水)には、他の人からも報告が上がっており、ファームウェアアップデートでの改修を予定しているとの返信があった。さらに、同日、PFUのWebサイト上でも情報が公開された

この不具合は、ゲームをする場合に(特にFPS)致命的になる。FPS では WSAD キーをそれぞれ前後左右移動を使うが、その最中に、Q キーや Ctrl キーに割り当てたアクションを行うと、移動が止まってしまうのでなかなかに辛い。

これまで、ゲームをする時にも HHKB Professional 2 を使っていたのだが、今回買ったキーボードにすると、無線化により持ち歩きやすく、出先でも使いやすくなった上に、タイプ音も静かになりと(これまで、ボイスチャットをしながらプレイしていると、時々キー音がマイクに入り、他の人の邪魔になりがちだった)良いことずくめだったために、この点はとても惜しまれる。現在は仕方なくゲーム時のみ HHKB Professional 2 に戻している。

何にせよ、ファームウェアの修正で直る範囲だったのは嬉しい。修正が楽しみだ。

追記: 修正ファームウェアの公開は2020年1月下旬とのメールを頂いた。

まとめ

本記事では、HHKB Professional Hybrid Type-S のレビューを行った。同時押しに不具合があるため、現状ではゲームで利用するには厳しいが、通常の文字入力には問題ないだろう。この不具合を除けば最高のキーボードだと思う。既存の HHKB ユーザーで、無線化により机をすっきりさせたいと思っている人は間違いなく買うべきだ。HHKB が気になっていたけど手を出せていなかったという人もこの機会に買うと良いと思う。公式が HHKB ASMR 動画を公開しているので、見ると買いたくなるはずだ。ゲーマーは同時押し不具合の修正が出るのを待ってからで良いと思う。

なお、PFUダイレクト(本店Amazon楽天市場店Yahoo!ショッピング店)で購入すると、先着 3,000 名にキーボードルーフがついてくる。販売価格:4,400 円(税込)とのことなのでありがたい。

キーボードルーフのついたHHKB Professional Hybrid Type-S
キーボードルーフがついてきた



  1. Q キーと X キーは、Fn キーとの組み合わせでBluetooth の接続先切り替えやペアリングキャンセルのような特殊な動作に利用されるため、カスタマイズできない。

  2. Delete を X に割り当てたかったが、脚注1 で書いた理由により設定できないので、泣く泣く C に割り当てた。

  3. なお僕は Emacs ユーザー。