CooRieトーク&ライブ melodiumeeting に行った+感想

3月27日にCooRie rinoさんのトーク&ライブ melodiumeeting に行った。本記事はその感想である。このイベントは1月の定例ライブ(感想記事)でアナウンスされたものだ。その際の記事にも書いたが、rinoさんの今年の抱負は「歌を歌う」ということだそうだ。最近はシンガーソングライターとして、曲や詞を書くことが多くなってきたが、やはり彼女の原点は歌を歌うことだということで、年に一度の定例ライブ以外にもステージに立つ機会を増やしたいという。そのような経緯で、早速今回のトーク&ライブという形のカジュアルなイベントを開くに至ったということだ。

毎年南青山でのライブが終わると一年間待ち遠しいのでこれは嬉しい。ちなみに嬉しさのあまり一週間先走ってしまった。

場所は恵比寿ガーデンプレイスから少し歩いた閑静な場所にある恵比寿天窓.switch。広くはないが、その分どこに座っても見切れることがなくステージが見えるという感じで良かった。来場者は100人前後という感じだろうか。

開演までの間に物販でルームシューズを購入した。かわいい。これは元々前回の南青山でのライブの際に販売していたがすぐに完売してしまったものの再販だ。僕も買えなかった組だったので助かった。なお、このときに物販で売り子をされていたのがrinoさんの所属事務所Peak A Soul+社長の土井さんであったことを後に知ることとなる。顔を存じなかったので全然気づかなかった...。

rinoさんの弾き語りでライブが始まった。「いろは」の後「そよ風のハーモニー」。いろはは特に好きな曲の一つなので嬉しかった。弾き語りのあとは土井さんがMCで登場してびっくり[1]。今回はチケット代を抑えてカジュアルに楽しんでもらうために土井さんのMCと弾き語りにしたとのことを冗談交じりで話されていた。

そしてそのままお二人の対談という形のトークコーナーへ。トークはとても楽しかった。内容は主に新曲「BON-BON」の制作裏話。色々固有名詞も飛び出し、オフレコな感じの話も入ってディープな感じだった。大まかなには、新曲の制作は、タイトなスケジュールや、「自由にやって!」とのオーダーという状況で、土井さんは、(rinoさんが)大変そうだな。大丈夫かな。と心配されていたそうだが、一方、rinoさん本人は、全然つらくは感じておらず、むしろ楽しんで曲を作れていた。という内容だった。普段のコミュニケーションそのままという感じで、見ていてほのぼのするトークだった。トークの間には新曲を聴くことができ、さらに編曲される前のデモバージョンのお披露目もあった。このようなめったに聴けないものを聴ける機会はとてもうれしい。

トークの後は「いじわるな恋」「あなたと言う時間」「心編み」の3曲弾き語りで終了。今回のあなたと言う時間はミスされていたが、ある種恒例、というと大変失礼なのだろうけれども、そんな感じでだがそれが良いという感じでもあった。次回の演奏も楽しみにしています。その一方、最後の心編みはすごく感情が伝わってきてぐっときた。

土井さん曰く、今回は半分実験的なイベントとのことだったが、すごく楽しめたのでまた開催があると嬉しい。次は良いMCを呼びたいとのことだったが、是非!!次も土井さんで!!ディープなトークが聞きたい。少し観客がおいていかれ気味だったかもしれないが、僕はむしろそれが好きだったし、次もこのような感じであってほしい。一つ気になった点があるとすれば、BGM[1:1]はインストのほうが個人的には嬉しいということだ。トークを聞いているときに、時々思考がBGMに持っていかれてしまった。

総じて最高のトーク&ライブだった。

帰りに近くのお店Rue Favartというカフェでコーヒーを飲んでから帰った。一週間前に先走ってしまった後に散歩していて見つけたが、静かでいい場所だ。近くを通りかかったときはまた行きたい。

ところで、今回のイベント名「melodiumeeting」は2013年、2015年にそれぞれ発売されたセルフカバーアルバム「melodium」および「melodium2」から取られている。例えばmelodiumには最近映画も出て話題のガールズアンドパンツァーのアニメ版OP「DreamRiser」が収録されている。melodium2にはのんのんびよりのWebラジオOP曲「ひだまり笑顔」に加え、「melodium」が新曲として収録されている。特にmelodium2は曲数が少ないものの、CooRieデビュー時のオリジナルメンバーである長田直之さんが全曲リアレンジしていることもあり、個人的に強く推したいアルバムだ。


  1. ちなみに、melodiumeetingとあって、BGMはmelodium収録曲だった。 ↩︎ ↩︎