善光寺御開帳および上高地に行った(Part 1/2 善光寺編)
2015/05/20 01:47 エイリアスに回向柱という名前があるとの指摘を同行者から受けたので追記した。
2015年5月16日から17日にかけて、長野に行き、善光寺御開帳を見つつ上高地を歩いた。本記事はそのうち善光寺に関して言及する。
当日、9時04分東京発の長野新幹線あさまで出発する予定だったところを、華麗に目覚ましの設定時間を間違えて遅刻し幸先の良いスタートを切った。9時56分発のあさまで向かった(すみませんでした)。
長野駅は御開帳ムードに包まれていた。
善光寺の御本尊は秘仏とされており見ることはできない。御身代わりとして御本尊を模した前立本尊が作られたが、これも半分秘仏化しており7年に1度しか見ることができない[1]。前立本尊が公開されることが御開帳であり、今年2015年はその年にあたる。
善光寺は長野駅からそう離れておらずアクセスは便利だ。行きはタクシーで1,200円程度だった。複数人で乗るなら悪くない選択肢だ。ちなみに帰りは循環しているコミュニティバスを使って長野駅に戻った。確か150円だったように記憶している。
そうそうしている間に到着したわけだが、思った以上に混みすぎていてつらかった。前立本尊を見るのに2時間待ちとのアナウンスが聞こえた。なお同行者の長野県民曰く「7年前より人多い」とのことだ。北陸新幹線開業に合わせて広告も多く出していたようだったが、状況を見るかぎりこのキャンペーンは成功したのだろう。
人に酔いながら進むと本殿が現れた。本殿の前には回向柱と呼ばれる[2]大きな木の柱が建っている。この柱は前立本尊に結ばれており、前立本尊のエイリアス[3]として機能するらしい。すなわちこれに触れることで前立本尊に触れることと同じご利益を享受することができる。宝物が傷つかないように保護しながら、ご利益のあるものには触りたいという人々の欲求を叶える見事なアイデアである。なお、これに触れるための長大な待ち行列ができていたことは言うまでもない。せっかくエイリアスを作るのであれば複数個作ってもいいのではないだろうか。時代は分散処理だ。
結局、並ぶのはつらいし、そもそも並んでいたら第2の目的地かつ本日の宿泊地であるところの上高地への終バスが終わってしまうという問題もあったため、外観を見つつ周辺を散歩して善光寺を後にした。なお本殿の裏側は落ち着いた庭園となっており、あまり人がおらず救われた気分になった。加えて、裏側の門から外に出ると、こちらも閑静な道となっており落ち着いて歩くことができた。
Part 2/2 上高地編(執筆中)に続く。なお、記事中に貼りきれなかった写真はFlickrで閲覧することができる。